袴田さん、リングへ「復帰」=ベルト腰にVサイン−ボクシング 日本プロボクシング協会のイベントに参加し、WBCの「名誉チャンピオンベルト」を授与されファイティングポーズを取る袴田巌さん(前列中央)。左は姉の秀子さん、右は同協会の大橋秀行会長=19日、東京・後楽園ホール 1966年に静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑が確定した後、再審開始が認められ釈放された元プロボクサーの袴田巌さん(78)が19日、東京都文京区の後楽園ホールで日本プロボクシング協会が主催したファン感謝イベント「ボクシングの日」に出席した。 後楽園ホールはファンの間でボクシングの「聖地」と呼ばれ、招待を受けた袴田さんは現役最後の試合以来、53年ぶりにリングへ。姉秀子さんが4月に代理で受け取った「世界ボクシング評議会(WBC)名誉チャンピオンベルト」を実際に贈呈されると、腰に巻いてうれしそうに右手でVサインをつくっ