米上院の民主党議員らが、オバマ政権時代のネット中立性を保護する取り組みで大きな勝利を収めた。 米連邦通信委員会(FCC)によるネット中立性規則の廃止決定を覆す決議案が米国時間5月16日、上院で可決された。最終的な投票結果は、賛成が52票、反対が47票だった。 民主党議員は議会審査法(CRA)使って、FCCが2017年12月に決定したネット中立性規則廃止を覆そうとしている。CRAは議会に対して、連邦機関による規制を覆すための期間を60日与えるものだ。FCCの採決を覆すには、上下両院での過半数の賛成票と大統領の署名が必要だ。 この法案が可決されたことは、民主党にとって重要な勝利だ。2015年に民主党が主導していたFCCで可決されたネット中立性規則は、通信事業者がインターネットトラフィックをブロックしたり、速度制限したりするのを防ぐもの。
![「ネット中立性」廃止を覆す議案が米上院で可決](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e6be215f1ba5eef028ba3cd169f002f58cd31870/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2018%2F05%2F17%2F2e7e3bac6629c53ae460359e1f0cc4d7%2Fus-capitol-gettyimages-643699604_0.jpg)