文谷数重(軍事専門誌ライター) 【まとめ】 ・一帯一路の鉄道完成で中国の潜在的行動力は向上。中国強硬化へ。 ・中印対立など南アジア内陸部で不安定化もたらし、中国は力を費消へ。 ・中国の脅威の西方化により日本の安全保障には好都合。 【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=46563でお読みください。】 一帯一路は順調に進んでいる。これは中国が主導する交通と市場の開発である。一帯は中央アジアを経由し欧州に至る地域の開発を指す。一路は同じくインド洋から欧州・アフリカ東岸に至る経路の開発である。 構想には中尼鉄路建設も含まれている。中国主要部からチベット自治区を経由しネパールに至る高原鉄道の建設だ。すでにラサまでの青蔵鉄路、そこからシガツェに至
![中印対立激化は日本に好都合 | "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/45436cb5a46560a34a1f63e0f5f07e3acb7aa927/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs3-ap-northeast-1.amazonaws.com%2Fjapanindepth%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F07%2FJ190703montanitop.jpg)