今回は、ChatGPTの登場以後、AI技術の加速的な普及にあたふたとする人類について書いた前回のコラムの続きである。 第4次AIブームの中にあると言われる現在、もはやAI技術は一部の業界人の話題ではなく、一般人が身近に意識するものとなった。対話型のインタフェースにより自然言語での使用が可能となって、一般人とAIの遭遇機会は飛躍的に増加し、その威力の凄さとその影響を個々人が身近に感じる状況になった。当然ながら賛否両論が毎日展開されている。 AIの影響が現在我々が想像するよりはるかに大きなものとなる可能性があることを皆が感じているからだ。 真っ二つに分かれる世論 現在展開されている賛否両論の代表的なものは、下記のようなものである。 AI擁護派 AIは定型的な業務から人類を開放するので、我々はより創造的な分野に集中することができるようになる。生産性は上がりサービスのコストは下がる。結果、AIはよ
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