J1C大阪の小菊昭雄監督(49)が今季限りで退任することが10日、明らかになった。この日、大阪市此花区のセレッソスポーツパーク舞洲での全体練習後、取材に応じた小菊監督は「今季の頭から随所随所で集大成、覚悟と伝えてきた。今季の始動日のときには、今年最後になる、という思いを持ってスタートしていた」と明かした。近日中に正式発表される見通し。 チームは現在、リーグ戦は残り5試合で勝ち点48の7位。首位の広島とは17差と、クラブ創設30周年の節目に掲げた初のリーグ優勝の可能性は消滅していた。開幕から8戦無敗で一時は首位に立つなど好調な滑り出しだったが、負傷者が出るとともに徐々に失速するなど苦しいシーズンを送っていた。 兵庫県出身の小菊監督は下部組織のスタッフとして1998年からC大阪に在籍。2021年8月にコーチから監督に昇格して4季目。同年は12位、22年は5位、23年は9位だった。今季は最後まで