Technology部ののっぴーです。 ブラウザにはセキュリティに関する様々な仕組みがあり、その一つとしてXSSのリスク軽減を目的としたセキュリティレイヤーとしてCSP(Content Security Policy)があります。昨今ではCSPが脆弱性診断の対象となることもあり、適切な設定を求められている事業者もいらっしゃるかと思います。 ※XSS:クロスサイトスクリプティングの略語。サイトの脆弱性を利用して悪質なスクリプトを埋め込み、ユーザーの個人情報を抜き取ったり、マルウェア感染を図ったりすること そこで今回は、CSPの目的や設定方法など、基礎から丁寧に解説していきます。ご参考になれば幸いです。 1分で学ぶCSPの概要 まずは最低限押さえておきたい概要に絞って、CSPの基礎をご紹介します。 CSP(Content Security Policy)とは ブラウザ上でのコンテンツ読み込みを