2015-11-06 記憶が私たちを惑わす理由 心理学 こんにちは、佐藤です。 あなたは、苦痛を快感に変えたいと思うことはありますか? 私はあります。 実は、苦痛は、快感になることができます。 その理由の1つは、ピークエンドの法則によるものです。 ピークエンドの法則とは、カーネマンという人が1999年に発表した心理法則です。 人間が経験するいろんな快楽や苦痛の感情は、ほぼ完全に、ピークの時と終わりの時の快楽と苦痛の度合いによって決まる、という法則です。 つまり、人がある経験を苦しくて辛いものだと考えるか、快くて気持ちの良いものだと考えるかどうかは、その経験のピークの時と、その経験が終わる時の快楽と苦痛が、どれくらいのものなのか、によって決まるということです。 なぜなら、記憶は経験と同じではないからです。 記憶は単なる経験の寄せ集めではありません。 その経験に対して感情を組み合わせて、再構成