「最近の若者は覇気がないなぁ」…などと言っているそこのあなた! 若い頃は、上の世代から「今年の新人、大丈夫なのか?」と心配されていたかも。「バブル世代」「Z世代」など世相を映す各世代の特徴をまとめた。 (2019年9月公開の記事に「Z世代」の項目を追加して、2022年5月再公開しました) 【団塊の世代】1947~49年生まれ 戦後のベビーブーム世代。大学進学した人は、学生運動が最も盛んな時期に相当する。高度経済成長の真っただ中に社会人となり、バブル経済期の頃は40歳前後の働き盛りで、日本の「右肩上がり」を実感した。 後に経済企画庁長官も務めた堺屋太一氏(故人)が通産官僚時代に発表した小説『団塊の世代』から名付けられた。世代人口が多いため、雇用や消費ばかりでなく国の政策にも大きな影響力を持つ。少子化が進む中で、団塊の世代が70歳代中盤に突入し、医療費など社会保障コストの一段の増大が懸念されて