立憲民主党・小西洋之参議院議員が国会で公表した「総務省の内部文書」。文書作成当時の総務大臣として答弁した高市早苗・経済安全保障担当大臣が「捏造だ」「捏造でなければ議員辞職する」と啖呵を切ったために、高市氏の進退問題に注目が集中している。 【写真】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ…何が起きたのか しかし、文書そのものの「主役」は別にいる。前参議院議員で、第二次安倍内閣で2012~2015年に総理補佐官を務めた、礒崎陽輔氏だ。 文書の中には、総務省の官僚に対して、下記のようにきわめて威圧的な口調で命令し、当時の安倍晋三総理の威光をことあるごとにチラつかせる礒崎氏の言動が克明に記されている。 ---------- 「何を言っているのか分かっているのか。官房長官に話すかどうかは俺が決める話。局長ごときが言う話では無い」 「俺の顔をつぶすようなことになれば、ただじゃあ済まないぞ。首が飛ぶぞ。もうここ