イスラエル南部の村Ami Ozの違法な大麻製造所を捜索する警察(2010年10月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/DAVID BUIMOVITCH 【2月24日 AFP】服用者を「ハイ」にさせ、食欲を刺激することでも知られる大麻の成分が、がん患者に食の楽しみを取り戻させるのに役立つとする研究結果が、23日の英医学誌「Annals of Oncology(腫瘍学年報)」に発表された。 カナダ・アルバータ大(University of Alberta)などの研究チームは、化学療法を受けている進行がん患者21人を対象に、大麻に含まれている精神活性化合物「デルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(THC)」のカプセルかプラセボ(偽薬)を18日間服用してもらい、実験終了時にさまざまなアンケートに答えてもらった。 「食欲が以前よりもある」と回答したのは、THCを服用したグループで73%、プラセボを服