内戦状態が続くイエメンで、政権側と反体制派は、和平協議の再開に先立って10日深夜から停戦に入りました。直前まで戦闘を続けていた双方が停戦を維持し、話し合いを通じて戦闘終結につなげることができるのかが焦点になります。 こうしたなか、国連は、今月18日にクウェートで政権側と反体制派が4か月ぶりに和平協議を再開すると発表し、それに先立って、10日深夜から停戦に入りました。双方は、10日も各地で激しい戦闘を続けていましたが、サヌアにいるイエメン人のジャーナリストによりますと、この日の深夜までに、少なくとも東部やサウジアラビアと国境を接する北部での戦闘が停止したということです。 イエメンでは、混乱に乗じて、過激派組織IS=イスラミックステートや国際テロ組織アルカイダ系の過激派組織が活動を活発化させていて、双方が停戦を維持し、話し合いを通じて戦闘終結につなげることができるのかが焦点になります。