【ハンブルク=竹内康雄】ドイツのハンブルクで開かれている20カ国・地域(G20)首脳会議は8日、首脳宣言を採択して閉幕した。宣言では「保護貿易主義との闘いを続ける」と明記したが、トランプ米政権に配慮し、不公正な貿易慣行に対し対抗措置を取ることを容認した。地球温暖化対策では国際枠組み「パリ協定」の離脱を決めた米国と他国との深い溝が鮮明になり、G20を核に据えた国際協調の枠組みは大きな岐路に立たされ
世界と人間の謎はすべて<道徳感情>で解き明すことができる? 「サイコパス」のおそろしさを考察した「『サイコパス』はなぜここまで人を惹きつけてしまうのか」の次は、若者が増えすぎると国家や社会はどうなるのかについて、『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』著者による渾身の論考です。 若者人口が突出すると… 今回は、<道徳感情>を過激化させるユースバルジについてのお話から。バルジというのは膨らみのことで、若者人口が突出している現象のことです。 これまでの考察で見てきたように、中東でイスラム国が暴れているのも、格差が開いたため刺激された<道徳感情>から美しい理想に取憑かれることになったためではあります。さらに、彼らの場合は、ユースバルジの要素が加わっているのです。 中東ではベビーブーマーが若いので、若者の競争が激しく失業率も高く、不満が鬱積しています。とくに大卒のまともな仕事がないので、不平等感が強く<
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