第 2 章 IEEE 演算機能 この章では、ANSI/IEEE Standard 754-1985 for Binary Floating-Point Arithmetic (「IEEE 規格」または「IEEE 754」と略される) が規定する演算モデルについて説明します。SPARC、x86 のコンピュータはすべて、IEEE 演算機能を使用しています。サンのすべてのコンパイラ製品は、IEEE 演算機能をサポートしています。 IEEE 演算モデル この節では、IEEE 754 について説明します。 IEEE の演算機能 IEEE 754 は、以下のことを規定しています。 単精度と倍精度の 2 つの基本浮動小数点形式。 IEEE 単精度形式は、24 ビットの有効数字精度で、全体の大きさは 32 ビットです。IEEE 倍精度形式は、53 ビットの有効数字精度で、全体は 64 ビットです。 拡張
概要 桁落ち(loss of significance)とは、丸め誤差を含む非常に近い大きさの小数同士で減算を行ったときに、有効数字が減る現象のこと。コンピュータでは浮動小数点数の数値計算において生じる。 長い桁の小数や無限小数を数値計算する場合には、ある桁以降の値を四捨五入するなどして有限桁で表す(丸める)ことがあるが、丸めた後の値が非常に近い値同士で減算を行うと差が非常に小さい値となり、計算前の値より有効な桁が大きく減少してしまうことがある。 例えば、√100001-√100000 という計算を有効数字8桁で行うと 0.31622935×103-0.31622777×103 = 0.158×10-2 となってしまい、得られた結果の有効な桁は3桁に減少してしまう。 コンピュータの浮動小数点形式では便宜上、計算の結果失われた下位の桁を0で埋めて 0.15800000×10-2 のように扱う
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