TV | 02:36 | 昨日は、約半月ぶりにTVドラマを見た。天才芸術家・岡本太郎の人生を描いた「TAROの塔」だ。 いつも見ていた日曜日のドラマから脱落してしまったので、ちょうどいい代わりが見つかったと、1回目から楽しみに観ている。書いているうちに長くなったので、タイミングを逸した感はあるが、今日は1回目と2回目について書くことにする。 1・2回目は、岡本太郎の物語というより、圧倒的に太郎の母であり小説家であった「岡本かの子物語」で、彼女の芸術の道を邁進していくアブノーマルさと脆さにひきつけられた。岡本かの子を演じた寺島しのぶの鬼気迫る演技も凄かった。入魂の演技というか、岡本かの子がのりうつったような演技だった。父であり、画家の道をあきらめて風刺漫画家として稼いだ岡本一平は、太郎に「芸術家とは、生きて地獄を見る人のことだ」 と教えた。こうした芸術家魂のこもった岡本家の数々の名セリフには