印刷 村田製作所が技術PRのために開発した自転車型ロボット「ムラタセイサク君」=同社提供「ムラタセイサク君」の技術を応用した電動歩行アシストカー=村田製作所提供 村田製作所は20日、自らバランスを取って走る自転車型ロボット「ムラタセイサク君」の技術を応用した製品第1号として、「電動歩行アシストカー」を開発したと発表した。10月4〜8日に千葉市で開かれる情報技術の見本市「CEATEC(シーテック)」で展示する。 アシストカーは両手で取っ手をつかんで押して歩く。高さ1メートル、重さ13キロ。三つの車輪があり、傾きを検知してバランスをとる機能で転倒を防ぐ。本体を傾けた方向に車輪が動くことで上り坂も楽に歩ける。 今後は重さ5キロ程度にまで軽量化するなど、さらに改良を図る。商品化の時期は未定だが、シルバーカーやベビーカーなどを視野に幅広い分野の企業との連携を探るという。(山村哲史)