■「居眠りの記憶ない」と否定した被告の主張退ける 「本日、京都地裁において、被告に禁錮2年8ヵ月の実刑判決が下りました」 判決直後、連絡をくださったのは、被害者の長女・星野亜季さん(35)です。 亜季さんは続けます。 「裁判官は、被告の居眠り運転を認め、『記憶にない』『過失はない』といった否認ともとれる発言を批判されていました。ただ、実刑判決はありがたいのですが、求刑は4年でしたのでかなり減ったな……と、正直言って複雑な気持ちです」 本件事故については、2023年1月20日、以下の記事で報じました。 <父の足はちぎれ、母は脳挫傷… 遺族が語る「蛇行で逆走の末、正面衝突の加害者が初公判で主張したこと」>(2023.1.20) 大阪府の岩瀬徹郎被告(当時41)は事故直後、「居眠り運転」を認める供述をしていましたが、刑事裁判が始まるとそれを突然覆して「記憶にない」と否認。執行猶予を求めていました