ぼくがわざわざ武蔵小杉の美容師さんにお願いする理由ぼくはもともと、渋谷で髪を切っていました。 でもこのあいだ、担当の美容師さんが独立して、武蔵小杉に行っちゃったんですね。それでもやっぱりその美容師さんに切ってほしいので、電車に乗って武蔵小杉のお店に通っています。 なぜその美容師さんがいいのか? それは、いろいろ説明しなくてもいいからです。 「今日どうしますか?」 「えーと、前髪は残して……」 みたいなやりとりを彼とは何年もしていません。「今日もお任せします」って言うと、勝手にいろいろ考えてくれるんです。 「夏なんでいつもよりちょっとだけ短くしましょうか?」「秋のことを考えると、パーマあてるためにこのへんとか残しておいたほうがいいと思いますよ」みたいに、ぼくよりもぼくの髪のことを「わかってくれてる」から「じゃ、それで!」って言うだけなんです。 最初にこちらのことを伝えれば、その後はなんとなく
![なじみの美容師さんに「これからのビジネスのあり方」を学んだ|Yukiharu Matsuo / 松尾幸治](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b93414243cd72a5d462ae5a8a4703bca2463c4dc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F32009795%2Frectangle_large_type_2_1cd19334bc0762e65ebc50cd4111a63a.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)