右肩痛でリハビリ中の阪神一二三慎太投手(19)が野手に転向することが11日、分かった。昨季は実戦登板のないまま1年目を終えた。故障している右肩の回復が芳しくないこともあり、球団との話し合いで野手転向を決断した。外野手登録になるとみられ、今日12日から西宮市の鳴尾浜で行われる1年目の選手と育成選手による強化自主トレで、「打者一二三」として始動する。 10年ドラフト2位で入団した一二三は、昨年2月の安芸キャンプ中に右肩痛を発症。シーズン後には手術も検討したが見送った。同12月中旬にMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受け、トレーナーらと話し合い、最終的に野手として再スタートする決断を下した。 東海大相模では3年春夏連続で甲子園に出場した。通算6試合に登板し4勝2敗、防御率5・07。同時に打者としても甲子園通算25打数15安打5打点、打率6割。夏の2回戦水城(茨城)戦では、左越え本塁打も記録するなど