MBSラジオ(大阪市)の番組で経済評論家の上念司氏が朝鮮学校を「スパイ養成的なところもあった」と中傷した問題で、同社は17日の記者会見で「上念氏は根拠を持って発言しているが、現在の状況に鑑みると配慮に欠けた」との見解を示した。いったん削除していたおわび文をホームページに再掲載し、インターネット上から当該番組を削除した。 有貞直明コンテンツデザイン局長は「民族教育を否定しておらず、ヘイトスピーチには当たらない」と強調。上念氏の発言は「スパイ養成的なというのは現在の学校にそういう事実があるかは確認できておらず、生徒に配慮が足りなかった」として、おわびの対応を取ったという。