ブックマーク / agora-web.jp (2)

  • 求められる「技術的な問題を分かりやすく伝える努力」

    今回の原発事故ほど、「一般の人達に対して技術的な問題を分かりやすく伝える努力」が求められたことはなかったが、政府や東電にはこの努力が為された形跡は殆どなかったし、新聞やテレビの努力も十分であったとは言いがたく、かなり分かりやすい報道がされ始めるまでには相当の日数が経っている。 当初の報道は、一言で言うなら、何が何だか分からない「事象の断片的な羅列」に過ぎず、報道機関が政府や東電に対して何も突っ込んだ具体的な質問をしないのが、私には特に不満だった。 稼働中の1号機から3号機までの原子炉以外に、休止中の4号機でも使用済核燃料の貯蔵タンクの問題があることが分かり、ヘリコプターからの水の投下も消防隊員による放水も実はこちらの為だったわけだが、原子炉と貯蔵タンクの関係は、一般の人達には最後まで分かりにくかっただろう。 1号機で水素爆発が起こった時にも、何故そういうことが起こったか(何故防げなかったか

    求められる「技術的な問題を分かりやすく伝える努力」
  • ノマドの反乱 - 池田信夫

    一昨日の記事に堀江貴文氏からコメントをもらいました。インフルエンザをめぐる過剰反応にうんざりしているのは、みんな同じのようですね。ただ私は、彼が考えるほどこの問題は宿命的ではないと思います。 「日人が極端にリスクをきらうのは農耕民族だからだ」といった説明がよくありますが、これは歴史的にはおかしい。網野善彦が明らかにしたように、「百姓」は農民のことではなく、漁民や商人や職人などを含む雑多な民衆のことです。彼の『無縁・公界・楽』にも書かれているように、「無縁」というのは農村のタコツボ的共同体から自由になることで、こうしたノマド(移動民)が農村を横断する公共的な空間(公界)を創造しました。公界は聖なる空間で、ここから神話や芸能が生まれたのです。農村も自給自足の共同体ではなく、縄文時代から地域間の交易があったことがわかっています。 しかし農村の外からやってくるノマドは忘れられ、古来から農民が日

    ノマドの反乱 - 池田信夫
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