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ブックマーク / tanakanews.com (6)

  • 多極化と日本(1)

    2006年9月12日 田中 宇 記事の無料メール配信 イラクとアフガニスタンで、アメリカやイギリスなどの欧米軍が敗北しそうな感じが、しだいに濃厚になってきている。 イラクでは、スンニ派が多数を占める西部と、シーア派が多数を占める南部の多くの都市で、すでに米軍は地元の民兵(非正規軍、ゲリラ)を一掃することに失敗し、次善の策として、民兵に治安維持の権限を委譲し、米軍は都市の郊外に退き、代わりに、民兵に対抗できるイラク軍(正規の軍と警察)を育成する戦略をとってきた。しかし、アメリカはイラク人の支持をすっかり失っているため、米軍が訓練したイラク正規軍に対する人々の支持も低く、正規軍は民兵に勝てない状態が固定化している。(関連記事) 最近では、米軍は地方都市における統治権をすっかり失ったため、今年7月から、米軍は軍勢を地方から撤退し、首都バグダッドに軍を結集させる戦略を取り始めた。(関連記事) しか

  • http://tanakanews.com/971210IMF.htm

  • 地球温暖化問題の歪曲

    2005年8月27日  田中 宇 記事の無料メール配信 産業や自動車利用が世界的に拡大した結果、人類が排出する二酸化炭素など温室効果ガスはここ数十年間に激増し、大気圏の温度が上がる温室効果がひどくなって地球が異常に温暖化し、極地の氷が溶けて海水面が上昇するなどの大惨事になりそうだ、という「地球温暖化問題」をめぐり、その説を支持する勢力と、否定する勢力との対立が、最近また欧米で激しくなっている。 欧米のマスコミの多くは、今では、人為的な温暖化が起きているという説を支持する勢力となっている。「温暖化は起きていない」「起きているとしても、人類が放出した二酸化炭素のせいだという根拠がない」「京都議定書に基づいて二酸化炭素の排出を減らせば効果があると考える根拠もない」と主張し、温暖化説を否定し続けている勢力は、タカ派のウォールストリート・ジャーナルぐらいである。(関連記事) 同紙と並んでタカ派系の週

  • 人口爆発より高齢化が心配な中国、一人っ子政策を見直し

    中国政府が、静かに一人っ子政策の見直しを始めている。上海などの大都市に住む、外資系や一流企業の社員、医者など若手エリート層の夫婦に、二人目の出産を認め始めた。夫婦が一人っ子どうしであることが条件になっている。二人目の子どもを生むことは、次第に広い範囲で認められる方向にあり、遅くとも2010年までには、一人っ子政策は廃止される見通し。とはいえ人口の多い中国では規制が全くなくなるわけではなく、「二人っ子政策」のような規定が残るとみられている。 中国の一人っ子政策はこれまで、農民や少数民族に対しては比較的寛容だったが、大都市住民に対しては厳しかった。大都市がスラム化することを防ぐためと、「農村が都市を包囲する」戦略で成功した中国革命の後、中国共産党は農民を味方とし、都市の知識人を敵視する考え方を続けてきたためである。だが、そうした政策を、根から見直さねばならない矛盾が発生している。 一人っ子政

  • 世界の変化に追いつくための解散総選挙

    2005年8月10日 田中 宇 記事の無料メール配信 私が以前から感じていたことに「小泉首相の政治スタイルは、ブッシュ大統領を真似た部分がある」というのがある。 いったん戦略の方向性を決めたら、それがうまくいかなくなって周囲から批判が相次いでも頑固に変えない、というのが両者の類似点の一つだ。また、人々が「なぜこんな方針を採るのか」と疑問に思っても理由を明らかにしない、もしくは当の理由ではないと感じられる「別の説明」をし続ける点も似ている。 たとえば小泉の靖国神社参拝は「個人の信仰」を表向きの理由としているが、中国が日との関係を強化したいと接近してくるたびに参拝を実施したり意思表明したりしており、真の理由は日中関係を制御することであろう。 ブッシュ大統領の場合、失敗が明白になっても「強制民主化」「先制攻撃」といった政策を変えない頑固さがある。イラクが大失敗しているのに、この政策を変えない

  • 戦争民営化のなれの果て

    2003年8月23日 田中 宇 記事の無料メール配信 敗戦直後の日の子供たちが進駐軍のジープを追いかけてチョコレートをねだったことに表されるように、アメリカ軍というのは豊かさの象徴だった。だが今回のイラク戦争では、それと全く逆のことが起きている。 イラク駐留米軍の兵士をしているメアリー・ヤハネ(Mary Yahne)が、アメリカ・ワシントン州の実家の母親に送ったメールで、米軍兵士たちが50度以上の酷暑の中、1日に1.5リットルのボトル2の水しか与えられず、3月末の開戦から5カ月間、ほとんど携帯用の軍用(何カ月も持つように作られたアルミパック入りの事)だけをべて生きていることを明らかにしている。 ヤハネは「私たち兵士がここにいる理由は何もない。石油(利権)を守るということだけです」と書いたうえ、現場の兵士には、シャンプーやお菓子などがほとんどないので、ぜひ地域の人々に呼びかけて、そ

    x79xxx
    x79xxx 2005/05/20
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