ブックマーク / note.com/shinshinohara (7)

  • 政策シンクタンクを事実上失った国|shinshinohara

    (日のエリートが官僚を目指さなくなった問題を指摘する意見に対し) そうですね。第二次安倍政権が生まれるまでの官僚は、良くも悪くも「国のこの部分を自分が改善することができた」という充実感を持てたんですよ。その充実感があったから、民間に勤めた同級生と比べて給料が低くても、徹夜連日でも、面白くて頑張れていたんですよね。ところが。 第二次安倍政権から政治主導の仕組みがスタートしまして。まあ、これは民主党政権時代にできた法律が動き出したんですけど、「官僚は政治家の思いつきに従え、従えないやつは左遷だ」という忖度政治が始まったんですよね。しかし所詮は思いつき政策。問題点を指摘しようと気骨ある官僚は諫言しました。 そしたら怒鳴られる、拒否される、左遷させられる。気骨ある官僚が逆鱗に触れるとみんな飛ばされるし、諫言しても言うことを聞いてもらえないので、官僚たちもこれは無駄だと口をつぐむようになりました。

    政策シンクタンクを事実上失った国|shinshinohara
    xanaduuu
    xanaduuu 2024/09/05
    議員がプロフェッショナルだったらなぁ、、、名前連呼するだけの選挙活動をやってるうちは希望なしか
  • 非効率で遠回りな学習が一番効率的で応用が利く|shinshinohara

    教科書や参考書を使った効率的学習がとても非能率で、遊びの中で好きなことを好きなだけ学ぶ非効率なやり方がとても能率がよいのは気がついていたけど、それがなぜなのか、長らく言語化が難しかった。人工知能の研究の話を聞いてから、「ああ!だからか!」と納得がいった。 昔の人工知能では、モノをつかむということがとても難しかったらしい。いくら「正解」を覚えさせても少しズレたり荷物の形が違うだけでつかめなくなってしまう。応用力がまるでなく、なかなか使い物にならなかったらしい。 しかし「深層学習」という手法を取り入れてから、劇的に改善したという。 深層学習では、「正解」を教えない。ただ、右から左へ荷物を動かそうとする「動機」だけプログラムする。するとロボットアームは何度も荷物をつかもうとトライしては落とす。何百回、何千回も失敗を重ねる。そして一つ一つの失敗から学習を重ねていく。すると。 やがて「こういう形の荷

    非効率で遠回りな学習が一番効率的で応用が利く|shinshinohara
  • 公的機関は民間人をボリ過ぎ|shinshinohara

    辻由起子さんも嘆いていたけど、公的機関の謝金(講演料)が激安なところ、改めるべきだと思う。人件費上げよう!という政策が物だというなら、人を安くこき使おうというのは改めた方がいい。私も講演頼まれることあるけど、交通費込みで一万円しか払えない、と言われてズッコケた。足出るやん。 だって新幹線使わないと行けない距離だよ!関東だよ関東!三重からやったら往復三万!なんで一万円しか出んの!謝金いらんから交通費実費だけくださいな、と言ったけど「一万円しか・・・」そらあきまへんえ。 まだ私はいいけど、民間の人はタイムイズマネー。時間を拘束したらそれだけ支払うの常識。 知人も、公的機関から相談を受けることあるそうなんだけど、いくら支払うつもりか事前に示すことなく時間を拘束しようとするからかなわん、と。民間の人は、時間があれば稼げる業務に振り分けたい。公務員と違って月々決まった給料出るわけないから。稼いだ分

    公的機関は民間人をボリ過ぎ|shinshinohara
    xanaduuu
    xanaduuu 2024/06/30
    専門性を色んな意味で安く見積りすぎ。聞いた話だと、行政から声かかった場合、結論が先にあってとりあえず専門家の意見も聞きましたっていう形にするらしいから怖いよね
  • 「礼」という集団制御技術|shinshinohara

    今でこそ儒教といえば中国を代表する思想・哲学だけれど、実はいちど滅びかけたことがある。秦の時代、儒教を燃やし、儒者を生き埋めにして殺す「焚書坑儒」が行われ、儒教は風前の灯火となった。しかも、秦の次の帝国、漢を建国した劉邦も、儒教嫌いで有名だった。 どのくらい嫌いだったかというと、儒者の服装(独特の服装なのですぐわかる)を見たら蹴っ飛ばすし、儒者が説教しはじめたらその冠を奪って小便をするという、ホンマに英雄か?というくらいガサツで分かりやすい嫌い方だった。 秦帝国時代に儒教は徹底弾圧されたし、次の帝国を築いた劉邦からも嫌われるとあっては、儒教もこの時期に完全に滅んでも不思議ではなかった。しかしギリギリ、儒教は生き残ることができた。それを可能にしたのが叔孫通という男。 叔孫通はたくさんの弟子を抱えた儒者だった。しかし劉邦が儒者の着る服装が嫌いだと分かったら、別の服を着るようにした。こうした叔

    「礼」という集団制御技術|shinshinohara
    xanaduuu
    xanaduuu 2024/05/31
    “「礼」とは、人間に「察する」能力があることを利用して、いま、自分はどうふるまうべきかを察せさせ、それによって、細かく指示を出さなくても大人数を整然と動かすことができる「集団制御術」なのだ”
  • イギリスの教育聞き取りメモ|shinshinohara

    イギリスで3人子育てしておられた方のお話、むっちゃ面白かった。日と違いすぎて比較にならない。忘れないうちにメモ。 ・大学進学には3教科勉強してればいい。 ・法学部に進学するのにその子が選んだのは英語、心理学、社会学。 ・高校では基的なものだけでも24教科。さらに細分化。 ・たとえば日だと「美術」とひとくくりだけど、絵画、彫刻などに教科が細分化。それのうちの好きなの取ればよい。 ・学年の考え方が弱い。興味があれば上の学年の教科をとってよい。下の学年の教科から苦手をやり直しても構わない。 ・でも3教科だけ勉強すればいいから、得意なことしかしない。 ・3教科の成績は生涯の証明書になる。たとえばA.A.Bという成績なら、ずっとそれがついて回る。ただしもう一度カリキュラムを受け直して成績を上げることは可能。そのためにトシ取ってからまた学校に通う人多い。 ・大学出てから就職するとは限らない。1年

    イギリスの教育聞き取りメモ|shinshinohara
    xanaduuu
    xanaduuu 2024/03/21
    70年代~80年代のイギリスってボロボロのイメージあるから、そこから今までの改革の流れをAIに聞いてみるか
  • 体験欠乏症|shinshinohara

    お金もらうわけにいかないし、晩飯だけべさせて」という約束で家庭教師をしていたことがある。指導することになったその子の状況について、家族全員に説明していたところ、その子の妹が不思議そうに「なんで文章みたいに話せるの?」と聞いてきた。 その家族の会話は、ほとんど単語で終わっていた。「ねえ、○○は?」「おい、△△しろ」その場の状況から察することができるから、単語で事足りる生活をしていた。状況から察する能力があるのだから、頭は悪くない。ただし、言葉を鍛えられる環境にはなかった。 もちろん家族の誰も、を読む習慣がなかった。「文章」と出会うのは、学校の教科書くらい。そんな生活環境の中で、私のように「文章」のように論理を組み立ててしゃべる人と出会って、その妹は驚いたようだ。 そのような生活環境で言葉を鍛えることができるかというと、難しい。言葉を鍛えなければ、学校の勉強についていくのも難しくなる。何

    体験欠乏症|shinshinohara
    xanaduuu
    xanaduuu 2023/11/24
    興味深い。この状況、コンピュータが苦手な人とか、他の場面にも当てはまるな。鋭いというかこの人の観察と気づきが凄い。
  • 目標から逆算し、先回りされると意欲を奪われる|shinshinohara

    私の塾は基、成績のあまりよろしくない生徒が来ていたのだけれど、たまに勘違い(?)した親が、ものすごく成績の良い子を連れてきて「お願いします」と言ってくる場合があった。中学受験に失敗し、高校受験で挽回したい、という熱意を母親が持っていた。面接のとき、母親は子どもに語りかけた。 「あなた、同級生の○○ちゃんが合格して、泣いて悔しがったでしょう?高校受験で挽回する、って誓ったじゃない!?○○ちゃんは今頃頑張っているよ。負けていられないわよ」子どもはうなづきつつも、またその話か、といった、辟易とした顔をした。 不合格だった時は、人も口にしてその通りのことを言ったのだろう。けれど、それを言質に取られて、母親からヤイノヤイノと急き立てられる毎日に、ほとほと疲れ切った様子だった。塾以外の時間も勉強漬けにされ、中学1年なのに眉間に険が走っていた。大の勉強嫌いになってしまっていた。 自分の親とはいえ、他

    目標から逆算し、先回りされると意欲を奪われる|shinshinohara
    xanaduuu
    xanaduuu 2023/11/18
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