昨年1年間に全国の警察が摘発した児童ポルノ事件は、前年より316件多い2413件で、過去最多を記録したことが8日、警察庁のまとめで明らかになった。摘発人数も最多を更新する1703人で、4年連続の増加。子どもがコミュニティーサイトで知り合った相手にだまされ、自分の裸の画像を送ってしまう「自画撮り被害」が依然として多い。 摘発した事件の内訳は、子どもの裸の写真を撮影する「製造」が1414件で、全体の半数を超えた。小児性愛者らがグループで画像を共有するなどの「提供・公然陳列」は798件で、横ばいに推移。子どもの裸の画像を保有する「所持等」は3倍近くになった。