ART-SCHOOL 木下理樹「YOU」インタビュー (3/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー口コミお願いします ──「YOU」の制作の過程の中で、新たな気付きもあった？ 改めて曲を見直して、自分の中で1つ答えが見えた気がして。タイアップは使わない、予算も少ない、当然シングルも切れないという中で、どうすればいいか？ということなんですけど、今までは多くの人に向けて大きな網をバーッと投げるような感覚だったんですよ。でも「それは違うんだな」と思って。例えば渋谷のセンター街を歩いている知らない人に近付いて、握手を求めるとするじゃないですか。そうすると、たぶん「この人、気持ち悪い」って思われると思うんですよ。 ──そうでしょうね。 でも、そういう人にこっちの話を聞いてもらわないとダメなんですよね。全然知らない人に足を止めてもらうことが、マスにつながるということなのかな、と。まずは1人ひとりに手を伸ばしてみる。もちろん他人だからベールはかかってしまうんだけど、そうやって“1人のために作る”とい
