可愛らしい犬が蓄音機の前で小首を傾げる絵を見たことがある人は多いだろう。この犬は19世紀に実在したニッパーという名で、スムース・フォックス・テリアという犬種とされている。 海外ではレコード会社のHMV、そして日本でもビクター(現・JVCケンウッド)などがトレードマークとしてこの絵を使用していた。 20世紀初頭、この犬種はイギリス屈指の人気犬だった。だが、その後流行が過ぎ去ると、現在までに登録件数は97%減少。まさにこの地上から姿を消そうとしているのだという。 昨年登録されたスムース・フォックス・テリアはわずか90頭だそうで、英国ケネルクラブの150年の歴史でも、これほどの激減に見舞われた犬種はほかに例がないそうだ。
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