先日、県立図書館に行った時、分類番号 【020】(図書・書誌学) の棚で『旧鈔本の世界』という本を発見しました。内容は、漢籍の研究書です。 表紙の裏には、 『論語』『史記』『白氏文集』…、数百年の時間を超え、日本各地に秘蔵されてきた古写本たち。そこには中国ではすでに忘れ失われてしまった“意外”な本文が手付かずのまま残されていた。これまで見過ごされてきた新たな中国古典学の可能性が、これらのタイムカプセルの発掘から拓かれてゆく。 と書いてあります。 そこで、この本はどんなことが書いてあるのだろうと思って借りてみました。 「旧鈔本」とは、手書きの古い写本で、その書写の時期は、奈良期より室町期にいたるものですが、特にこの本では「旧鈔本」を、唐代以前に、中国で書写されていた資料であって、それを底本として、日本で重紗(抄)されたテキストであると定義されていました。 中国では、紀元2世紀ごろ紙と印刷技術
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く