日本教材制作研究会(JEM)のwebサイトです。教育を支えるものは、非常に多岐に渡っています。当然のことながら、人材 Human resources がその第一でしょう。学生・生徒は、教授者のパーソナリティに魅せられ、その心や言葉、行いから、心に火がつけられるのです。彼らの学習する意欲は高まり、新たな創造へと結びついていきます。次にカリキュラム、シラバス、シークエンスといった教育の仕組み、さらには教授法も重要なものです。そして、具体的な教育ツールとしての教材も必要不可欠なものです。 今日まで、教育を〈教材〉という切り口でとらえることは、ほとんどありませんでした。しかし、高度情報化が加速し、教育方法も教材のあり方も大きく変ろうとしている時代にあって、こうした視点からの議論は欠かすことができなくなってきています。これまでの教材は、ほとんど動かすことのできなかった活字文化が中心となっていました