マクロ社会学の理論的確立 1880年代から1920年代にかけて、ヨーロッパとアメリカで新しい社会学の思潮が沸き上がる。 【フランス】 ・タルド ・デュルケーム 【ドイツ】 ・テンニース ・ジンメル ・ヴェーバー 【イタリア/スイス】 ・パレート 【アメリカ】 ・クーリー ・ミード 第1世代のコントやスペンサーは在野の学者であり、大学とも学会とも無関係だったから、彼らの孤立した個人としての知的活動に留まり、学問としての制度化には程遠かった。 第2世代の社会学は、大学教授たちによって担われ、それだけ学問内容もアカデミックに洗練されていき、学問水準が著しく向上した。この段階から大学に社会学の講座ができ始め、社会学の学会の組織化が始まる。社会学の学問としての制度化が開始されたのはこの頃のことだ。 第2世代の大きな特徴は、❶マクロ社会学の理論的確立と、❷ミクロ社会学の誕生である。 以下では、❶マクロ
