『スフィンクスは笑う』 安部ヨリミ (講談社文芸文庫) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
→紀伊國屋書店で購入 安部公房の母、ヨリミが新婚早々安部公房を妊娠中に書いた小説である。 ヨリミは1899年、旭川のはずれの開拓地東高鷹村に生まれ、東京女子師範学校（現在のお茶の水女子大）に進むが、社会主義団体のビラを校内にはりだしたために放校になる。1923年、24歳の時に同郷の安部浅吉と結婚するが、押しかけ結婚だったという説もあり、相当はねっかえりのお嬢さんだったようである。浅吉は満州医科大学附属病院の医師だったが、たまたま東京の栄養研究所に留学中だった。新婚の二人は府下滝野川区で暮らしていたが、9月に関東大震災にあう。結婚、妊娠、地震があいついだ慌ただしい年に書かれたのが本書である。 『スフィンクスは笑う』という題名からまず思いつくのはスフィンクスの謎かけである。「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足の生き物はなにか」という例のあれである。 答えは人間ということになるが、本書にも三つの
削除 - 鞦韆院落
今日は23年目の6月4日でありまして、北京ではピリピリした空気が走っています。 いつになく微博の管理が厳しく、ちょっと六四絡みのことを書くとすぐに削除されます。 微博では、昨日まで絵文字として使えていたロウソクの絵柄が消失し（追悼の意味で使われるので）、６４とか８９とかいった数字を書くだけですぐに削除されます。 これまでで最大規模の削除祭りですね。 アカウント自体が消されてしまった人もたくさんいます。 かく言う私も、数時間前にいきなりアカウントを閉鎖させられてしまいました。 関連画像を載せたのが理由だと思いますが、といってパッと見は何の画像かよく分からないようなもので、しかも見る人が少なく影響力のない私の微博など、削除の対象にならないと思っていました。 ところが、誰かがその画像をリツイートした途端、急に１分間で数人ずつくらいのペースでリツイートが来て、その勢いで目立ってしまったのか、10分
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