「ワールド映画」ゼミでは、 わりと『初恋のきた道』を見せることが多くあります。 張芸謀の作品を1本見ておくのはいいことだろうし、 この作品の時代設定が1958年、 大躍進政策開始の年に当たっているのも、 学生に調べてもらうのにちょうどいいからです。 (映画の中に、この政策の影はまだまったくありませんが。) この『初恋~』、英語版は The Road Home 。 でオリジナルは『我的父親母親』(「わたしの父と母)。 どうなんでしょうねえ。 そして今回は、この『初恋』に続いて、 張芸謀のデビュー作である『紅いコーリャン』も見てみました。 こちらは、物語の終盤、日中戦争がその流れを蹂躙します。 これもまた、「日本軍」がどう描かれているかを知るのは、 いいことだろうと思いました。 概して日本では、戦争被害について語ることに比べて、 戦争加害については多くの言葉が使われてはいない印象もありますし。
白洲家の流儀 [著]白洲信哉[掲載]週刊朝日2009年6月5日号[評者]青木るえか■白洲様のイヤラシサを楽しめなかった 書名を見た瞬間、高鳴る胸の鼓動を抑えられず本屋でひったくるように買った。『白洲家の流儀』。 私は白洲正子を嫌っている。だから白洲関係の書籍はほとんど読むようにしている。嫌いであるからこそ嫌いに磨きをかけたく、嫌うネタを拾うためにも白洲関連猟書は必須。 さて、白洲関連の文章でもっとも私を喜ばせる(=白洲夫婦のヤな感じをじっくり味わえる)書き手は、北康利と白洲信哉で、ことに白洲信哉は白洲夫婦の孫であり、血を引いてるだけにエラそうにいろいろと書いていることが「これは白洲家の血か。このイヤラシサは血統か」などと楽しめる。週刊誌の連載で白洲正子が行ったような場所を回って美麗写真とともに「日本の美とは」みたいなことを語っているやつなど、神社とか山とか私の好きなとこにいっぱい行ってるの
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