ブックマーク / tomo-524.blogspot.com (4)

  • 『欲望のあいまいな対象』

    ルイス・ブニュエルという映画監督をご存知でしょうか? いわゆるシュルレアリスム映画として名高い『アンダルシアの犬』から、 『昼顔』、『哀しみのトリスターナ』など、 よく知られた作品もありますが、 あまり知られていないたくさんの作品も残しています。 その中で、有名なほうの1に、 『欲望のあいまいな対象』(1977)があります。 http://www.youtube.com/watch?v=3-6OUqQk-SM これはブニュエルの遺作であり、 わたしも日で公開されたときに、見に行った記憶があります。 そして、その訳のわからなさに魅了されました。 95年には、ほかのブニュエル作品と合わせて、論文も書きました。 (今考えると、「論文」らしくはないんですが。) で、この映画を、昨日の大晦日に見たわけです、 紅白をやっているはずの時間帯に。 ずいぶん久しぶりに見たわけですが、 とても単純なことな

  • 『红高粱』

    「ワールド映画」ゼミでは、 わりと『初恋のきた道』を見せることが多くあります。 張芸謀の作品を1見ておくのはいいことだろうし、 この作品の時代設定が1958年、 大躍進政策開始の年に当たっているのも、 学生に調べてもらうのにちょうどいいからです。 (映画の中に、この政策の影はまだまったくありませんが。) この『初恋~』、英語版は The Road Home 。 でオリジナルは『我的父親母親』(「わたしの父と母)。 どうなんでしょうねえ。 そして今回は、この『初恋』に続いて、 張芸謀のデビュー作である『紅いコーリャン』も見てみました。 こちらは、物語の終盤、日中戦争がその流れを蹂躙します。 これもまた、「日軍」がどう描かれているかを知るのは、 いいことだろうと思いました。 概して日では、戦争被害について語ることに比べて、 戦争加害については多くの言葉が使われてはいない印象もありますし。

  • génétiquement modifiée

    昨日の夕方、ラジオ europe 1 のインタヴューに、アングンが登場しました。 http://www.europe1.fr/MediaCenter/Emissions/Nikos-Aliagas/Sons/Anggun-Je-me-sens-genetiquement-modifiee-882773/ 1974年、インドネシア・ジャカルタ生まれ。 7歳でデビュー。やがてイギリスに渡り、その後フランスへ。 今フランスでは、とても人気のある歌手の一人です。 今年彼女が発表したアルバム、Echos の話が出てますが、 そのアルバムから、これなんかどうでしょう。 パリ、ですね。Je partirai ! http://www.youtube.com/watch?v=XYKMUYGT8ZY&feature=related それにしても、色んなところを渡り歩くうち、 「遺伝子的に変わっちゃった気がす

    génétiquement modifiée
    xijiao
    xijiao 2011/12/31
    インドネシア生まれ、フランスで活躍する女性歌手Anggunについて
  • 『投奔怒海』

    今日は、同僚の中国語の林さんから借りた 『投奔怒海 BOATPEOPLE』 という中国映画を見ました。(英語字幕) 香港を中心に活躍するアン・ホイ監督の、1982年の作品です。 知りませんでしたが、かつて日でも公開されたんですね。 タイトルから想像できる通り、 戦争後のベトナムが舞台です。 細かく言うなら、1978年、ベトナム中部の港町ダナン、 それが舞台です。 主人公は日人カメラマン。 彼は政府にVIP待遇で扱われ、 いわばベトナムの表向きの顔を見せられます。が、 色んな人との出会いを通し、 その過酷な、つまりボートピープルを生み出すような現実を知るようになります。 http://www.youtube.com/watch?v=xIXVoJpLy0E 見ていて辛くなります。 でも考えてみれば、 あんなちっぽけなボートに自分の運命を賭けるしかないなんて、 日常がどれだけ惨いか、の裏返し

    『投奔怒海』
    xijiao
    xijiao 2011/10/02
    アン・ホイの初期作品は殆ど観ることができていない。この作品も日本人が主人公とは知らなかったなあ。
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