北朝鮮が2005年にマネーロンダリングを禁止する法令を制定していた、とAP通信が21日報じた。 同通信は国家情報院の話として、北朝鮮が2005年9月からマネーロンダリングを禁止するための方策を講じてきたほか、同年10月には北朝鮮最高人民会議が国際社会の基準に伴い、マネーロンダリングを規制することのできる法令を採択した、と伝えた。 北朝鮮は、麻薬販売、偽ドル札の流通、武器の密売などの不法行為を通じて造成した資金を合法資金に変えるために、マカオの海外銀行口座を通じてマネーロンダリングを引き続き行ってきた、という疑いが持たれている。 特に米国は、このような方法で造成された資金が核兵器など北朝鮮の大量破壊兵器(WMD)の開発に使用されているとし、現在も銀行「バンコ・デルタ・アジア(BDA)」の北朝鮮口座の凍結を続けている。