このコラムについて 「価格」をキーにした、電子書籍の新しいマーケティングを考える。 電子書籍には再販制度が適用されない。価格を上げることも下げることも自由だ。 これをマーケティングに生かさない手はない。 日本の出版業界は、長い間再販制度の下にあり、一度発売した本は同じ定価で売り続けるというやり方に慣れきっている。ここから脱し、価格戦略について真剣に考える必要がある。 では、どんな場合に、どのように価格を変更できるのか? 筆者である吉本佳生氏が自ら実験中の作戦を紹介しつつ、体系的に考察する。 記事一覧