住吉神社に祀られる住吉大神は、航海の神である。神功皇后は朝鮮征伐の際、軍を率いて、摂津から船で瀬戸内海を通って筑紫まで行き、玄界灘を越えて半島に渡った。 途中、航海の安全を祈って、瀬戸内海沿岸各地に住吉大神を祀った。明石市魚住町中尾にある住吉神社もその一つである。 住吉神社鳥居 摂津の住吉大社に伝わる、「住吉大社神代記」によれば、住吉大神が、「播磨の国に渡り住はむ。藤の枝の流れ着いたところに我をいわい祀れ」と託宣したという。住吉大社から藤の木を流すと、この中尾の地に流れついたそうだ。 その後、神功皇后が朝鮮征伐の際、ここに立ち寄り、神籬を立てて海上平穏を祈願した。 雄略天皇八年(464年)に、住吉大社から住吉大神を勧請して、神社を創建した。これが中尾住吉神社の由来である。 神社の目の前には、播磨灘が広がる。海に面して松林が広がり、その奥に、山門、楼門、能舞台、拝殿、本殿が一直線に並ぶ。 鳥
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