日本人の多くが信仰している宗教が仏教である。仏教は日本人にとってあまりにも身近すぎて、かえって知られていないことも多い。日常会話で使われている言葉で、その発祥が仏教用語だったなんてことがたくさんあるのだ。中にはちょっと意外でおもしろいものもあるのでちょっと紹介してみよう。 【シャカリキ】 夢中になって頑張ることを「シャカリキ」という。語源は「釈迦の力」文字通り「釈迦力」のこと。 【ウロウロ】 あっち行ったり、こっちに来たりすることを「ウロウロする」という。これも仏教用語で漢字では「有漏有漏」と書く。「漏」とは煩悩のこと。つまり「有漏」とは「煩悩が有る」という意味である。 【ゴタゴタ】 鎌倉時代に宋から来た兀庵(ごったん)という和尚さんが語源。ごったん和尚は理屈っぽく話しも難解であったため、混雑やわかりにくいことを「ごったんごったん」というようになり、やがて「ゴタゴタ」と表現されるようになっ