先日、タンブラーはブロガーの敵だ!と言わんばかりの勢いで書いた(『tumblrは善良なブロガーの敵である』)が、別にタンブラーというWebサービス自体を目の敵にしている訳ではないのだ。 ただ、日本国内において、あれが果たして引用か転載かといったら、転載だろう。それは間違いない。仕組み上、ブロッククオート(引用)タグがつくので剽窃にはなりませんが、延々と続く無断転載の連鎖にしかなっていない。 (これでも最近、引用元リンクが必ず付くように仕様変更されたらしい) 著作物の引用については、こんな判例と、文化庁の示したガイドラインがある。 要件 著作権法において正当な「引用」と認められるには、公正な慣行に従う必要がある。最高裁判所昭和55年3月28日判決[4]によれば、適切な引用とは「紹介、参照、論評その他の目的で著作物中に他人の著作物の原則として一部を採録すること」とされる。 文化庁によれば、適切