東京都千代田区の靖国神社で石柱に落書きが見つかった器物損壊事件で、落書きをした疑いのある人物がすでに日本を出国したとみられることが3日、捜査関係者への取材で分かった。落書きをしていたのは上海在住の中国人とみられ、落書きする様子を撮影してSNSに投稿していた。 落書きは1日午前6時20分ごろ、通行人が発見し、周囲にいた警察官に申し出た。神社入り口の石柱に赤いスプレーを使い、英語で「トイレ」と書かれていたという。また、同日午後7時ごろには同神社のこま犬に中国語で書かれた張り紙があるのを通行人が発見し、110番通報した。警視庁公安部が器物損壊事件として捜査している。