4月から始まった高校授業料無償化で、茨城県にある株式会社立の通信制高校がホームページ上に私立高生すべてに適用される「就学支援金」を同校のみで受け取れる特典かのように表記した生徒募集広告を掲載していたことが27日、分かった。広告はすでに削除されているが、“キャッシュバック”との文言もあり、国会でも議論。消費者庁は「景品表示法に抵触する恐れもある」と指摘し、文部科学省は実態調査に乗り出した。 指導を受けた高校は茨城県大子(だいご)町の「ルネサンス高校」。地域限定で規制緩和を認める政府の構造改革特区で同町が認可し、平成18年度に開校した。設置主体はルネサンス・アカデミー株式会社で、広域通信制高校として全国から生徒を募集している。 参院質疑によると、同校は2月15日から4月16日までの期間限定で「緊急告知! 就学支援金春の特別キャンペーン」と掲げて生徒を募集。「キャンペーン期間中の“うれしい特典”