福岡県建築都市部の20歳代の男性職員(主事)が昨年夏、悪ふざけで福岡市内の結婚式場に侵入したとして、建造物侵入容疑で福岡区検に書類送検されていたことがわかった。 県は今年3月に職員を文書訓告にしたが、公表していなかった。 読売新聞が県に行った情報公開請求で判明した。開示された文書や県人事課によると、職員は昨年8月、福岡市内の施設で友人らとバーベキューをした際、酒に酔った状態で近くの結婚式場の敷地に侵入。屋外で記念撮影中だった新郎新婦にピースサインをしながら近付き、写真に写り込もうとした。新郎新婦との面識はなかった。 職員は、式場従業員の制止で敷地を出たが、式場は新郎新婦の意向も踏まえ、県警に被害届を提出。職員は同年11月に書類送検されたが、新郎新婦や式場との示談が成立し、今年1月に不起訴となったという。