川崎市バスで8月、身体障害のある男性(53)がスマートフォンの障害者手帳アプリの利用を断られ、乗車できなかったことが判明した。アプリは市が使用を認めているもので、市は男性に「運転手の認識不足だった」と謝罪した。 【画像】手帳代わりのアプリ「ミライロID」のサンプル画面 男性は外見からは分からない「内部障害」の状態で、身体障害者手帳(1級)を持っている。障害者割引などをスムーズに適用してもらうため、マイナンバーカードと連携することが可能で手帳の代わりとして認められているアプリ「ミライロID」をスマホに入れて外出している。 男性は8月26日、川崎駅前から市バスに乗ろうとしたところ、運転手から「現物の手帳でないと割引できない」とアプリの利用を断られた。男性は使用可能だと説明したものの受け入れられず、運転手は料金箱を手で押さえて乗車を拒む姿勢を示したという。 川崎市交通局の担当者は取材に対し、「(