ウォッチメンの日本語版が新装再版されるようで、まずは目出たい。日本語版はかつてメディアワークス/主婦の友社から98年に刊行されていたので、10年間もの間絶版だったことになる。より多くの人がこの作品に触れることを望むばかりだ。あとは、フランク・ミラーの「ダークナイト・リターンズ(以下DKR)」が復刻されれば最高である。 これを機に、読むべきものもまだまだ読まず、読み込みの質も甘い俺が、アメコミ初心者向けに思ったことをダラダラ言ってみるよ。 ウォッチメンとDKRはミュータント的作品ではない オンライン、あるいはオフラインで、ウォッチメンand/orダークナイト・リターンズ)だけ読んで「アメコミすげえな」という感想を持っている人にしばしば出会う。それ自体は別に構わないのだが、そういう人の中にはしばしば「それ以前のアメコミは読むに耐えない内容」という人がいる。このエントリーはそうした意見に対する異