障害者の雇用が義務づけられている全国の民間企業で働く障害者は46万人余りで、これまでで最も多くなった一方、およそ3割の企業では障害者を1人も雇用していないことが厚生労働省の調査で分かりました。 一方で、民間企業に義務づけられた障害者の雇用率2.2%を達成できていない企業は全体の半数に上り、障害者を1人も雇っていない企業も3万社余りとおよそ3割に上っています。 また去年、障害者雇用の水増しが相次いだ国や自治体の雇用率は、国が2.31%、都道府県は2.61%、市町村は2.41%となっていて、問題発覚後障害者の雇用が進められているものの、国と市町村では法律で義務づけられた2.5%の雇用率を下回る水準となっています。 厚生労働省は「引き続き障害者の雇用を進め、国では年内に雇用率を達成したい。また小規模の企業で障害者の雇用が進んでおらず、最初の1人を雇うことにハードルがあるため、雇用のノウハウを提供