日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は2月12日、最上位ストレージ製品「IBM System Storage DS8000シリーズ」において、搭載可能なドライブのラインアップを拡張したと発表した。自己暗号化機能付きのHDDや、SSDの搭載が可能になっている。 自己暗号化機能付きのHDDとは、暗号化エンジンを搭載し、HDD自身で暗号化処理を行える製品。データ暗号化時の負荷を軽減できることから、ストレージシステム全体の処理スピードを低下させることなく、HDD内に記録されるすべてのデータを暗号化できるという。なお、暗号キーは「IBM Tivoli Key Lifecycle Manager(TKLM)」で管理される。自己暗号化HDD構成時の価格は、物理容量2.3TBからの構成で、9662万7000円(税別)から。 また、SSDを搭載するモデルでは、データのアクセス時間がHDDより短縮される