日本は自民党を負けさせる覚悟があるのか――フィナンシャル・タイムズ社説 2009年7月14日(火)10:42 (フィナンシャル・タイムズ 2009年7月13日初出 翻訳gooニュース) 日本政治を長年ウォッチしてきた人なら、「あの強大な自由民主党は、次の総選挙で歴史的な敗北を喫するだろう」と言われても、やれやれといった様子で苦笑するかもしれない。それは仕方のないことだ。同じようなことはこれまでにも何度も言われてきたし、にもかかわらず自民党は(ほぼ)毎回、なんとか権力にしがみついてきたのだから。過去53年間というもの(わずか11カ月の例外を除いて)、自民党はずっと政権与党の座にあった。 けれども今の自民党はややもすると、太りすぎで年のいった相撲取りのようなもので、8月30日の選挙で何をどうすれば負けずに済むのか、土をつけずにいられるのかも分からない状態だ。自民党は、アイディアは枯渇し、リ