科学頼り「刑事」不在 薄れる思い…消える聖域 世田谷一家殺害 産経新聞12月25日(土)20時27分 写真を拡大 事件現場となった、殺害された宮沢みきおさんの自宅で検証作業にあたる警察の捜査員ら=2000年12月31日(本社ヘリから) 【世田谷一家殺害事件の10年】(上) 5年前の平成17年12月30日午後10時半。現場は真冬の夜中にもかかわらず、「熱気」に包まれていた。 警視庁捜査1課長、成城署長、前任の捜査1課長ら捜査幹部や捜査に携わった者が続々と集まってきた。周辺で聞き込みする捜査員を合わせれば数十人にもなる。「まだ5年」という思いが真冬の寒さを熱気に変えたのかもしれない。 幹部の声が真冬の闇に響く。「風呂場の電気つけて」「OK。消して」。犯人の侵入口とされる風呂場を検証しているのだ。その横では現場に隣接した公園のケヤキをさすり、唇をかむ別の幹部の姿もあった。「この木は犯人を知ってい
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