クリックして拡大する第五管区海上保安本部から出て記者に囲まれる一色正春・海上保安官=2010年12月22日午後、神戸市中央区(甘利慈撮影) 保守勢力の再結集を掲げる議員連盟「創生『日本』」(会長・安倍晋三元首相)は9日、国会内で会合を開き、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で書類送検され不起訴処分となった一色正春元海上保安官から、映像流出の経緯や意図について聞いた。出席者によると、一色氏は流出の目的について「日本や世界にあの海域で何が起きているかを知ってもらいたかった。国民の一人として将来の日本を考え、子供たちのためにもやった」と述べた。また、書類送検や停職処分については「覚悟していた。後悔していない」と語ったという。