今朝の日経MJは第一面で『安売り神話一休み』と打ち出してユニクロ、マクドナルド、すき家の5月既存店売上の失速を大きく取り上げていたが、‘一休み’という見出しで解るように一過性の足踏みか時流の反転か見定めかねているというスタンスが伺える。確かに今5月は昨年より土日祝日が2日少なく売上の減少要因となったが、衣料品に限ればバーゲンが後ろ倒しされる6月、その売上が乗る7月も前年との比較が難しく、消費基調の変化は8月、9月の数字が出るまで判定し難いという事になる。 そんな先まで待っていては来年に向けての投資計画や商品計画が定まらず、そろそろ消費動向に結論を出すべき時期なので、改めてプロフェッサーは明確に結論したい。『20年続いたデフレ局面が終焉して中長期的なインフレ局面に転じており、これからは安売り型より価値訴求型のビジネスが伸びる』と。 既に衣料品の単価は昨春以降、5%前後のインフレを続け、紳士服