米国大統領選には”不思議なルール”がある。過去50年間、ホワイトハウスの主が相手側の政党に奪われる時、必ず繰り返されてきた。9月1日と投票日の間に、トウモロコシ価格が上昇すると共和党、下落すると民主党の大統領候補者が勝つ。1960年のジョン・ケネディ以降、7代続いた鉄則は、今回も守られた。シカゴのトウモロコシ相場は14%値上がりし、共和党のドナルド・トランプ候補が勝利したのだ。 【写真】クリントン候補は農家から総スカンだった このルールは8月に米国の農業雑誌のコラムニストが遊び心で指摘したものだ。実際に米国で農家人口が1%に過ぎない中、トウモロコシの価格だけが大統領を決めるのはあり得ない。経済成長から取り残された人たちの不満が津波のようにヒラリー・クリントン候補を吹き飛ばしたのが正しい分析だろう。しかし、米国の農家の支持は、中西部や南部の州を共和党色の真っ赤に染める、原動力の一つになった
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