世界自然遺産登録を目指す奄美大島の国立公園で、国の天然記念物である「アマミトゲネズミ」が「特別保護地区」の近くで野生化したネコ=ノネコに襲われていたことが分かり、環境省は対策を急ぐことにしています。 この写真は、ことし9月下旬、県の自然保護推進員の山室一樹さんが、宇検村の山中をパトロールしていたときに撮影したものです。 写真には、奄美大島にのみ生息し、国の天然記念物に指定されている「アマミトゲネズミ」の死骸をノネコが抱えている様子が捉えられています。 山室さんによりますと、撮影場所は、国立公園内の「特別保護地区」のすぐ近くで、ノネコは親子5匹で行動し、この地域で繁殖、生息しているとみられるということです。 「特別保護地区」は、世界自然遺産の推薦地の一部で、島内でも、希少な動植物が特に多く生息している場所です。 地区に近い場所では、最近、ノネコの目撃情報が相次いで寄せられていて、環境省は、希