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ブックマーク / note.com/22jomon (7)

  • 『土偶を読む』の著者である竹倉さんに討論会の打診をした件について。|縄文ZINE_note

    一昨年4月に発売された『土偶を読む』。考古学の実証研究とイコノロジー研究を用いて、土偶は「植物」の姿をかたどった植物像という説(と主張する)を打ち出した書は、多くの著名人やメディアの後押しもあり版を重ね、学術書を対象にした第43回サントリー学芸賞をも受賞しました。 次の年には子ども向けの『土偶を読む図鑑』(小学館)が出版され、こちらは全国学校図書館協議会選定図書にも選定され、小中学校の図書館にもこの図鑑が公に推薦されることになりました。 しかし、その論証や説には大きな疑問があり、編者である僕、望月昭秀は研究者の皆さんと今年の4月28日に『土偶を読むを読む』(文学通信)を出すに至りました。 『土偶を読むを読む』の内容を超簡単に言えば、「『土偶を読む』での論証は皆目見当違いで破綻しているし、縄文研究ってもっと全然深くて面白いよ」という内容です。 討論会の打診 『土偶を読むを読む』の発売前に、

    『土偶を読む』の著者である竹倉さんに討論会の打診をした件について。|縄文ZINE_note
    y-mat2006
    y-mat2006 2023/06/06
    既存の考古学に対して散々煽っておいて、いざ討論を持ちかけられたら、忙しいからダメって言うの何と言うかモハメド・アリ戦の猪木よりもみっともないなあ。
  • 『土偶を読むを読む』という書籍を出します。|縄文ZINE_note

    一昨年4月に発売された『土偶を読む』。考古学の実証研究とイコノロジー研究を用いて、土偶は「植物」の姿をかたどった植物像という説(と主張する)を打ち出した書は、NHKの朝の番組で大きく取り上げられ、養老孟司氏ほか、各界の著名人たちから絶賛の声が次々にあがり、ついに学術書を対象にした第43回サントリー学芸賞をも受賞しました。 ……のですが、筆者はかねてから批判をしてきました。これは同書を読み、その間違いの多さと、「皆目見当違い」で破綻した内容、それにもかかわらず、このは売れるだろうなとの嫌な予感に危機感を感じたからで、読んだ次の日に、『土偶を読むを読んだけど』をnoteで公開し、このの説を簡単に信じてしまうであろうみなさんに、何かの釘をさせたのではと思っています。 その時はこのnoteで「違うよ」という表明ができたので、筆者としては「今日はこのくらいにしてやろう」という気分でいました。

    『土偶を読むを読む』という書籍を出します。|縄文ZINE_note
    y-mat2006
    y-mat2006 2023/04/06
    最近読んだ神崎宣武氏の「まぐわう神々」の参考文献に「土偶を読む」が入っていてちょっと鼻白んだ。(道祖神とかは基本江戸時代以降のものだからダメージは少ないけど)
  • 『土偶を読む』を読んだけど(3)完結編|縄文ZINE_note

    反論三部作の完結編だ。こんなに長くなってしまったのは意ではない。を読んで反射神経で書いた最初の「思いがけない冒険」から始まり「竜に奪われた王国」。そして今回が「決戦のゆくえ」。というのはホビット三部作のタイトルだけど、このnoteの記事もついつい長くなってしまった。 竹倉さんに恨みがあるわけでもないし、僕自身も、自分自身を粘着体質ではないカラリとした男でありたいと常に思っている。のだが、始めてしまったら終わらせなければならない。ぜひ(1)と(2)もあわせて読んでほしい。 『土偶を読む』はきっと売れているだろう。「アンチも巨人ファン」理論で言えば、noteの記事もまた売り上げに貢献したに違いない。SNSでは、この反論を支持してくれる人の方が多いようにも思えるが、『土偶を読む』にも素直に「納得した!」や「現時点ではこれが一番事象を説明できる仮説だと思う」や、「痛快!」の声が多く寄せられて

    『土偶を読む』を読んだけど(3)完結編|縄文ZINE_note
    y-mat2006
    y-mat2006 2021/05/07
    真理の探究のためには我々は謙虚でなければならない>「縄文時代の前では誰もがただの「縄弱」にすぎないのだと」
  • 『土偶を読む』を読んだけど(2)|縄文ZINE_note

    前回書いた『土偶を読む』を読んだけど(1)が思いのほか読まれてしまい、著者の竹倉さんからもコメントをいただき、少し気が引けているのだけど、乗りかかってしまったので続きを書くことにする。これはつい最近晶文社というサイのマークの出版社からだされた『土偶を読む』という意欲的な読書感想文に似た書評でもある。 竹倉さんもあとがきでこう書いている「今後の考古研究によって私の仮説が追試的に検証され、遠くないうちに「定説」として社会的に承認されることを私は望んでいる。」であれば、ここでの指摘に限らず様々な指摘や反論も懐だろうと思う。 『土偶を読む』の「はじめに」ではこう述べている「さあ、それでは私が「世紀の発見」に成功した人類学者であるのか、はたまた凡百の「オオカミ少年」に過ぎないのか、ぜひ皆様の目で判断してもらえればと思う。ジャッジを下すのは専門家ではない。今このを手にしているあなたである」 あ

    『土偶を読む』を読んだけど(2)|縄文ZINE_note
    y-mat2006
    y-mat2006 2021/04/30
    インカの遺跡から出たジェット機を模してるとされたオーパーツが、一緒に出土した魚介類を模した細工物と並べてみると、これも魚だよなあと言うのと同じようなこと。
  • 蓑虫山人ーー偉人でもない、立派でもない、有名でもない。この人物を知って欲しい理由。|縄文ZINE_note

    蓑虫山人、名は土岐源吾。虫の蓑虫が家を背負うように折りたたみ式の幌(テントのようなもの)を背負い、幕末から明治期にかけて全国を放浪した絵師。美濃国(これも蓑虫の名前にかかっている)、今の岐阜県安八郡結村で生まれ、64歳で名古屋の長母寺にたどり着き、半年後、近くの別のお寺に風呂を借りに行き、風呂上がりに昏倒しそのままこの世を去った。享年65歳。脳溢血だったのだろう。 蓑虫(親しみを込め、こう呼ばせていただく)との最初の出会いははっきりと覚えていない。しかし、縄文好きの中では「知らない人物」ではない。東北の縄文を見に行ったり調べたりすると、たまーに、目の端に蓑虫の描いた土偶の絵がちらちらして、なんだかこの土偶かわいいなぁと思っていたりした。そんなわけで、実は気になる人物でもあったのだ。 数年前、縄文ZINEに写真を載せてもらう依頼をするために、写真家の田附勝さんと新宿の喫茶店フォーレストで打

    蓑虫山人ーー偉人でもない、立派でもない、有名でもない。この人物を知って欲しい理由。|縄文ZINE_note
    y-mat2006
    y-mat2006 2021/04/30
    激動する時代の中を飄々として自分の趣味に生きて死んでいった市井の人。大河ドラマのネタになれば面白いんだけど、絶対に無理だろうなあ。
  • 「縄文女子」はみんなの希望だった。|縄文ZINE_note

    美術館女子と縄文女子 誤解して欲しくないけど、美術館女子と、縄文女子、その意味あいは結構違う気がする。 現在「美術館女子」が炎上中だ。それについて擁護したいわけではない。この企画の問題として言われているのは「〇〇女子」という言葉の持つあまりにも現実のジェンダーバランス意識の欠如と、美術館を単なる「映え」としてのスポットに位置付けられかねない企画だったということだ。アートという広範なテーマや社会へのメッセージが込められているものを扱うのにも関わらずあまりにも軽薄だろうとネットではほとんど擁護する声は見当たらない。可愛いタレントさんを起用しておしゃれな仕上がりにはなっていても、そのノリは原宿のタピオカ屋と大して変わらない。そこには作品へのリスペクトに文脈への理解もなければ解釈も何もない。タピオカ屋が悪いわけじゃやなくて、タピオカ屋だって美術館と同じ目線にされたら困るだろうという話だ。 一方「縄

    「縄文女子」はみんなの希望だった。|縄文ZINE_note
    y-mat2006
    y-mat2006 2021/04/27
    「○○女子」についての視座。マーケティング上の概念としてより、間口を広げて結果として沼に入ったのがたまたま女性であると言う方が良いよね。オトナの都合はあるとしても。
  • 『土偶を読む』を読んだけど(1)|縄文ZINE_note

    『土偶を読む』というが話題だ。発売前からNHKに取り上げられ、SNSではここ数日、「土偶の謎がわかった!」、「土偶って植物だったんだ」、「すごい」という声が溢れている。アマゾンのランキングでも今見たら品切れ状態で5位。坂道シリーズの写真集くらい売れている。そんなを今から「くさす」のはなかなか勇気がいることだ、しかし、売れてなかったらわざわざ触れたりしなかっただろう。 当初は期待していた。人類学者が考古学の知見を得て「土偶」を読み解くのは「新しい角度」だ。こういうのは大好きだし、縄文時代は従来の考古学とは違う視点を持った様々なジャンルから読み解くべきだと、以前からずっと思っている。 さらに、このが出る1,2年ほど前に、著者の竹倉さんの熱烈なサポーターのような方から、竹倉さんの講演を聴きに来ませんかと連絡が来たこともあり(日程の都合で行けなかった)、その熱量がすごくて、そこまで言うな

    『土偶を読む』を読んだけど(1)|縄文ZINE_note
    y-mat2006
    y-mat2006 2021/04/26
    例の土偶ネタについての縄文クラスタからのツッコミ。/ゴッドハンド先生(血涙)>「日本の考古学は過去にあるセンセーショナリズムのために大きな傷を負い」
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